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Archive for 11月 5th, 2020

戸田小学校、今年もナメコ植菌を体験

 

ホダ木に種駒打ち込む

落ち葉でアート作品も

 

 

 九戸村の戸田小学校は10月26日、鶉林地区の山林で地元の林業家・夏井謙一さんらの指導で3・4年生15人がほだ木にナメコ菌を植え付けた後、昨年植菌したホダ木に育ったナメコを収穫しました。体験後は、豊かな想像力で落ち葉を使った作品作りを楽しみ、子どもならではの感性で表現したアートに大人たちは感心し見とれました。

 

 

 ナメコの植菌は、夏井さんが旧宇堂口小学校時代から児童たちと体験している恒例行事。2008年4月に戸田小学校と統合後も受け継がれています。

ナメコ植菌で世話になる夏井謙一さん(右側奥)にあいさつする戸田小学校3・4年生たち

 

 児童たちは最上啓校長や3・4年生担任の菅原利恵教諭らと村のバスで、戸田小学校から約3.1㌔南にある国道340号沿いの西側ある夏井さんの私有林の作業小屋近くの空き地に午前10時前に到着しました。

 

  用意したホダ木を運ぶ児童たち

 

電動ドリルでホダ木に種穴を開ける児童

 

ホダ木に開けた種穴に種ゴマを差し込む児童たち。この後、金づちで打ち込み作業は完了です

 

 出迎えた夏井さんら5人の指導で、さっそくホダ木作り。県二戸農林振興センター林務室の高橋淳林業振興課長、中軽米聖花技師も見守りました。夏井さんは「ホダ木は長さ60㌢ほどに輪切りしたドロノキやクルミ、柳の木です。ナメコ菌を含んだ種駒を打ち込む小穴を電動ドリルで開けます」と話し、電動ドリルの取り扱いをしっかりと説明しました。

 

 作業台に児童4人が張り付いた後も、夏井さんらは4台の作業台に付きっきりで指導しました。種駒を打ち込む小穴はホダ木の両端5㌢ほどを取り、中間部分に種駒の穴を約15㌢の間隔を置いて電動ドリルで直径0.9㌢、深さ3㌢ほどの穴をまっすぐに開けます。種駒の列と列との間隔は5㌢ほど。

 

 種駒は、おが屑にナメコ菌が入った直径0.9㌢ほど、長さ3㌢ほどのコルク状の栓。児童たちはホダ木の穴に種駒を差し込み、金づちで次々に打ち込みました。3年生の斎藤那音さんは「初めてドリルで穴を開けた。最初は怖かったけど、だんだんに慣れてきた。来年、キノコがいっぱい出てくるといいな」と笑顔でした。

 

 植菌を終えたホダ木は、トラクターの荷台に乗せて、近くの沢沿いの杉林のなかで仮伏作業。日影の場所に下敷きした木にホダ木を横積みし、高さ1㍍ほどに積み上げます。夏井さんは「ナメコ菌がホダ木全体に行き渡るように、上にシートをかけて来年6月ぐらいまで寝かせます。本伏はそのあと。条件が良ければ、1年後には収穫できる」と言い、昨秋に植菌したホダ木の本伏している場所に案内しました。

 

昨年秋に植菌したホダ木には、ナメコがみっしり。思わず歓声を上げ、収穫を楽しむ児童たち

 

 沢沿いの斜面に1本ずつ横たわっているホダ木に、ナメコがみっしりと付き児童たちの歓声が森林に響きます。4年生の高倉ゆずさんは「楽しかった。自分たちが昨年、植菌したホダ木はナメコがいっぱい。昨年の収穫より多かった」と喜び、番沢藍子さんも「ナメコは昨年より多く採れた。昨年はドリルが怖くて植菌が良く出来なかったけど、今年は良く出来た」と、納得の表情。

 

 収穫したナメコは、20㌔ほど。夏井さんは「お土産にどうぞ」と、児童たちに贈りました。近くにウルシの木があったことから、橋本守雄さんが「ウルシやクルミ、カエデの葉は対生で似ているけど、ウルシの葉は表面に艶があり先端が自然に尖っている。クルミの葉は裏に毛がある。カエデは葉の先が丸くなってから尖っている。ウルシの葉や木に触れると、皮膚がかぶれる。弱い人は木の下を歩いてもかぶれるので注意してください」と、解説しました。

 

落ち葉のアート作品① 作成したのは女の子かな…。自画像を思わせます

 

森に仲良く住む動物を想像する作品が完成

 

落ち葉アート③ キツネを思わず連想する作品ですね !

 

 

 作業後は、枯れ葉を使ったゲーム。中軽米技師が「何かをイメージして、白い画用紙に落ち葉を置いてみましょう」と呼び掛けると、アート作品が次々と出来上がり、子どもたちのたくましい想像力に感心しきりでした。

 

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