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Archive for 3月 17th, 2017

3月10日 九戸村立伊保内小学校 東日本大震災の復興を願う会

東日本大震災発生から6年を迎える前日・3月10日(金)、九戸村立伊保内小学校では「東日本大震災の復興を願う会」が行われました。

当日は全校児童が集まり、4年生の支援活動の報告や真壁信義校長先生のお話、そして震災で亡くなられた方々への黙祷が行われました。

 

<4年生の活動報告>

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伊保内小学校では、4年生が野田村を訪問し、支援活動を行っています。

 

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4年生は「野田村のみなさんを笑顔にしよう」というめあてを掲げ、準備を行ってきました。

訪問当日は、野田村の現在や未来を描いた紙芝居の読み聞かせやソーラン節の披露、また手作りのしおりもプレゼントしました。訪問した際に野田村の方々は「楽しかった」と笑顔で話されていたそうです。

その訪問に至るまでの準備についてをクイズ形式で発表し、低学年から高学年まで理解を深めている様子でした。

 

 

<真壁信義校長先生のお話>

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当時、釜石市立鵜住居小学校の副校長として勤務していた真壁校長先生。

「2011年3月11日に何が起こったのか」「6年の間にどんな復興活動が行われてきたのか」「この災害から何を学んで、どのように行動すべきか」…

 

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当時の経験や感じたことを踏まえて懸命に話し、子どもたちは真剣な表情で校長先生の話を聴きます。

 

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真壁校長先生は「自分のいのちを守る」ために3つのことを児童たちに伝えました。

1.よそうに、たよらない。(予想に頼らない。)

「津波や洪水の到達地点など様々な予想がありますが、予想はあくまでも予想。その通りになるとは限りません」と先生は話します。

「予想では、ここまで来ないから大丈夫だろう」という考えは持たずに、状況を把握し判断することが大切です。

 

2.すこしでも、安全な場所に。

当時、鵜住居小学校とその向かいにあった釜石東中学校の児童・生徒たちは地震が発生してから、「ごさいしょの里」という介護施設に避難したそうです。最初はそのまま待機していたそうですが、中学生が裏手の崖が地震の影響で崩れかけているのを発見。そして自分たちでさらに高い場所に逃げたのだそうです。

「中学生たちは『より高いところへ、より安全な場所へ』という意識を持って、先生の指示を待つのではなく、自分たちで逃げました。この意識と行動がたくさんの命を救うことにつながったと思います」と先生は振り返ります。

 

3.一人でも、にげる。

「とても難しいけれど大切なこと」と前置きしてから伝えた言葉が「一人でも、にげる」。

「こういう場面になったときに『皆が逃げていないのに自分だけ…』と思うかもしれません。でも自分で逃げれば、命が助かります。だから災害が起こったら自分で逃げましょう」と伝えました。

 

最後に真壁校長先生はこのように締めくくりました。

「今日、一番伝えたいことは『この震災を忘れない』ということです。岩手県の沿岸部では7,80年に1度、津波が来ています。ということは、7,80年後津波がまた来ます。必ず来ます。今は先生たちが震災について皆に伝えていますが、次の世代に伝えるのはあなたたちです。もうこれ以上、災害で亡くなる人が現れないようにしっかりと伝えていくことが大切です。そうすれば100年経っても誰も亡くならなくなります。だからこの震災のことを忘れてはいけない。命を守れる人になってほしいと思います

その後、全員で東日本大震災で亡くなられた方々へ黙祷を捧げました。

 

沿岸部だけではなく、九戸村でもあらゆる災害の発生が想定されます。

その災害で大切な命を失わないように、今自分たちで何ができるのかを真剣に考える大切な機会になりました。

(アズさん)

 

3月7日 二戸地域雇用創造協議会 地場産品を活かした新たなモデル商品発表会

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3月7日(火)、九戸村のお隣・二戸市の二戸パークホテルで、「平成28年度地場産品を活かした新たなモデル商品発表会」が行われました。

この発表会は、九戸村を含めた二戸地域・4つの市町村で構成する二戸地域雇用創造協議会が主催。国から委託された「実践型地域雇用創造事業(それぞれの地域において、効果的に雇用を生み出すための取組)」の一環で、地場産品を活かしたモデル商品・試作品作りなどの開発事業に取り組んでいます。

この発表会には、おもに二戸地域の事業主や創業予定者が参加。モデル商品・試作品作りに関するノウハウを学べる機会でもあります。

4市町村それぞれには、地域に密着して活動を行う実践支援員が配置されています。

 

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九戸村からは、二戸地域雇用創造協議会 実践支援員 戸花洋一さんが今年度に行った取組みを発表。

「農業を辞めて、違う職業に就くこと」や「作物が栽培されていない農地」。この2つの問題点を解消することと、老年層の雇用拡大をターゲットにした甘茶とイワテヤマナシの活用をテーマにお話しました。

「甘茶とイワテヤマナシは、栽培の手間がかからないだけでなく、農薬や化学肥料が不要なので低コストで始めることができる。老年層や新規就農者が始めやすい作物だと考えています

九戸村ならではの作物「甘茶」と「イワテヤマナシ」。では、それぞれどんな作物なんでしょうか?

 

甘茶

九戸村では、30年以上前から栽培開始。日本固有の植物でかつては各家庭の庭先でも植えられていたと伝わっています。

名前の通り、「甘い味のするお茶」で、その甘さは砂糖の約200倍!ノンカロリー・ノンカフェインと言われているお茶です。

 

イワテヤマナシ

東北地方に自生するナシの一種で「幸水」などの原種とも言われています。寒冷地でも育ち、実の大きさはゴルフボールよりもやや大きく香り高いのが特徴です。

宮沢賢治の童話「やまなし」に登場しているのが、このイワテヤマナシ。現在、自生しているイワテヤマナシは年々減少しており、保護活動の一環として現在、九戸村戸田地区で約50本のヤマナシの樹を栽培しています。そのため果実の年間収穫量は約400kgと少なめで貴重な存在です。

 

その「甘茶」と「イワテヤマナシ」を使ったモデル商品がこちら★

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甘茶のブレンドティー

 

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ヤマナシのソフトクリーム

 

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今回、九戸村の開発でアドバイザーを務めたメグミプランニング 小野寺惠先生。

小野寺惠先生は「九戸村は水や土がきれいで美味しいものが作れる環境。甘茶はブレンドティーとしてその甘みを活かす・イワテヤマナシで作ったジュース(原液)をソーダ水で割ったりするとヤマナシのさわやかさを表現できると思います。どちらも可能性のある素材です」と太鼓判を押しました。

発表会を終えてから、実践支援員の戸花洋一さんに今後の抱負について伺いました。

「今後は、伝統工芸品とのコラボレーションなども視野にいれながら、地域を盛り上げていけるように頑張ります」

可能性が多い九戸村産の素材。素材を活かした商品開発を通して新たな雇用が生まれ、地域に貢献できる機会が増えることを期待しています!

(アズさん)

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