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5月25日 笑いの芸能「寄席」

5月25日(火)九戸村立九戸中学校で生徒を対象に平成27年度岩手県青少年劇場 笑いの芸能「寄席」が行われました。

 

このイベントは、音楽・演劇・伝統芸能などのナマの芸術を、子どもたちに直接ふれてもらい、豊かな人間形成の一助にしたいという願いから行われる芸術鑑賞教育です。今回は3名の出演者による落語の披露や、寄席の太鼓や小噺の体験などが行われました。

こちらに私、なっちゃんとひろ姉が行ってきましたε=ε=ε=┏(=゚ω゚)┛

 

 

寄席を披露して下さった一人の柳家 禽太夫(きんだゆう)さんです。本番前にお話を聞かせて頂けることになりました。

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この道を志して35年という禽太夫さん。すごい!と驚く私とひろ姉に、「 いえいえこの世界ではまだまだ駆け出しなんですよ 」と聞いて更にびっくり\(◎o◎)/!そんなプロの落語を見られる今回の機会はとても貴重なものだと感じました。

禽太夫さんは今回のように子ども達に寄席を見せる活動に携わって10年程なのだそうですが、どのような思いで活動をしているのかをお伺いすると、

 

「 各地方に行くと落語に触れる機会が少ないと思います。こういうものがあるよ、というのだけでも見てもらいたい。その中で面白いと思った時に、記憶に残れば、大きくなって街の方の文化会館などで落語があったらも見に行くとか、そういう時に何だったか覚えてないけど落語見たなぁというのが残ればなぁという思いでやっています。 」

 

他にも最初に見る寄席がつまらないものであってはいけない、とにかく子ども達には楽しんで欲しいとも。そしてプログラムの中にある体験も結構盛り上がるので楽しみにしていて下さいね、と朗らかな表情で話していました。

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禽太夫さんのお話を聞きながら、これから始まる内容が気になってウズウズ。どんな話を披露されるんですか?と伺ったのが本番までおよそ1時間前だったのですが、中学生の皆さんの反応を見て決めるという話で更に驚愕!(お話を聞きながら色んな事に驚きっぱなしでした)

 

寄席は客席も明るいのでお客さんの反応がよく見えるそうで、「 見えないところで話し手とお客さんのやり取りが行われるのが寄席です 」と話されていました。お客さんと話し手の双方で作り上げる空間なのですね。

 

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九戸中学校の体育館は寄席の会場に変身!金の屏風や出演者の名前が書かれためくり赤い高座(上には「寿」と書かれた紫色の座布団、そして出囃子を演奏する太鼓が設置されていました。

 

プログラムが始まり、禽太夫さんが中学生に「 寄席を見たことがある人は? 」と聞くと2~3人がちらほらと手を上げていました。つまりは殆どの子ども達が寄席を見るのは初めて!

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まずは寄席についての説明から。寄席に欠かせないのが太鼓。それぞれの場面で叩くのですが、その場面ごとに叩き方が違うそうです。

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一番太鼓…開場の時に打つ太鼓。お客さんが沢山来るようにという願いを込めて『 ドンドン ドントコイ! 』のリズムを打ちます。

 

二番太鼓…開演前に打つ太鼓。『 お多福コイコイ!お多福コイコイ! 』沢山の福が来るように、という願いが込められています。

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小太鼓や笛も一緒に。

 

追い出し太鼓…終演時に叩く太鼓。『 デテケ デテケ 』のリズムから、お客さんがそれぞれの方向へ帰っていく『 テンテンバラバラ テンテンバラバラ 』に、そしてお客さんが居なくなったら『 カラカラカラ 』最後は太鼓の縁にばちを滑らせて『 ギィ~… 』木戸の鍵を下ろした音を表しているそうです。

 

 

寄席の楽しみは噺を聴きながら頭の中で想像すること。その想像の手助けの一つになるのが「 太鼓 」。例えば海が舞台の話であれば、波の音を太鼓で表現します。

夏と言えばホラー!落語にも幽霊が出てくる話があるそうで、幽霊が出て来る話にも太鼓が活躍します。如何にも幽霊が出てきそうなおどろおどろしい「 ドコドコドコドコ… 」という音が怖さを引き立てます。

 

早速やってみよう!ということで、噺や太鼓の音を目をつむって聞きながら頭の中で思い浮かべます。

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「わっ!」

ビクゥ!?

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あー、びっくりした(;´∀`)聴いていた皆の頭の中には怖い幽霊が出てきたのでしょうか?

 

 

【太鼓の体験】

一番太鼓を体験してみましょう!

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応援団や地元の太鼓を叩いている二人が挑戦しました!太鼓の横に立って叩くのですが中々難しそう。普段は正面に立って叩くイメージだからでしょうか?手首のスナップを利かせると良いというアドバイスを頂いていました。

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 『 ドンドン ドントコイ! ドンドン ドントコイ! 』

 

叩いている内に二人ともどんどん上手くなっていきました!

 

 

【小噺の体験】

禽太夫さんが披露した小噺を見て、二人の生徒がその真似をして小噺を披露するというものです。

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禽太夫さんのお手本を真剣な表情で見る二人。しかも練習なしのぶっつけ本番!コツはそのまま覚えようとしないこと、話の流れを掴むこと「考えるな、感じろ」ということなのでしょうか。

 

何度かお手本を見た後に、いよいよ袖から登場して皆の前で落語を披露します。特別に出囃子付き!『 テンテケテンテン~♪ 』

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パチパチパチパチ!

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「ネズミを捕まえた!大きいだろう?」

 

「大きかないよ。小さいよ!」

 

言い合いをしている間でネズミが鳴いて…?

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あははははは!

 

二人の小噺を聞いて客席は「ドッ!」と盛り上がりました!身振り手振りも交えて披露した小噺は初めてとは思えないクオリティでしたよ(゚∀゚)

 

同じ話でも話す人が違えば違って聞こえる。話している人の人間性が出るそうです。確かに話の筋は同じなのに、二人の鼠の捕まえ方から話し方から全く違いました。そこも落語の魅力の一つなんですよ、と禽太夫さんはお話されていました。

 

 

禽太夫さんの説明や体験を通してたっぷりと落語の魅力を感じた九戸中の生徒達。この後は寄席の鑑賞が行われました。

 

 

 【柳家三之助さんの演目】

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お祭りに連れてって欲しい子どもと「あれ買ってこれ買って」を言われるから連れて行きたくないお父さんの話。

お1人で話しているのに、言い回しや表情の切り替えであたかもそこにお父さんと子どもがいるような不思議な感覚を味わいました。そして恨めしそうにお父さんを見る子どもの表情がたまりません(笑)見ていた生徒達も話の展開や三之助さんの表情に大笑いしていました。

 

【鏡味仙志郎さんの演目】

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傘や茶碗を使ったバランスの芸を見せて下さいました。傘を使って湯飲み茶わんや升を回したり、顎や口の上に次々と物を置いたりとちょっとバランスを崩したら落ちてしまうというハラハラ感。次はどうなってしまうのかというワクワク感が入り混じります。

すごすぎて客席からは「おー…」とか「はー…」という感嘆の溜息が。ステージに目が釘づけでした。

 

 

 【柳家禽太夫さんの演目】

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神様のおかげで犬から人間になった若者が、働きに出る為に雇い先の旦那さんと面談をする話。

変わった若者を雇いたい旦那さんと元犬の若者の話が微妙に噛み合わない。そんな二人の掛け合いが滑稽で面白い!何でこんな事になっているんだろうというおかしさと、読めない展開にじっと耳を傾けて聴き入っていました。勿論、度々大笑いが起きていました♪

 

 

 

笑いがたっぷり詰まったあっという間の約80分。終了後に体験をした生徒達に感想をきいてみました。

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『 見るのと体験するのとでは大違いだった! 』

『 あんな風に太鼓を叩けるのはすごいと分かった! 』

 

など、体験を通して落語を身近に感じた様子でした。

 

そして口を揃えて

 楽しかった!! 』

と話していました。また見て大笑いしたい、という声も聞かれましたよ(*^^)v

 

 

生徒も先生も大笑いで大盛況だった寄席。終わった後に先生が「未来の落語家が生まれるかもしれませんね」とお話されていました。落語との初めての出会い。この体験から未来に繋がるかもしれないと思うとこれからが楽しみです。

 

 

 

( なっちゃん・ひろ姉 )

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