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「おつこ汁」 八幡トシノさん

2月27日のリポートコーナーは

久慈市山形町に伝わる

「おつこ汁」について紹介いたしました。

おつこ汁

 

お話を伺ったのは

久慈市山形町霜畑にお住いの

八幡トシノさん

八幡トシノさん

優しいおかあさんです。

 

トシノさんご夫妻

息子さんご家族の6人で暮らしています。

現在は5頭ほどいる牛の世話や

昨年大きな被害を被りましたが

寒しめほうれん草などの栽培をされています。

 

いまでは有名になった

「まめぶ」

ドラマ「あまちゃん」でも

甘いのかしょっぱいのか…といわれていました。

 

まめぶが有名になる前から

トシノさんは伝承活動をされていたそうです。

トシノさんがつくる「まめぶ」は

黒砂糖が入らないもので甘くないそうです。

確かに砂糖は昔はなかなか手に入らなかったもの

古くは甘くないのかもしれませんね。

 

さて、リポートで紹介したのは

「おつこ汁」

どんなものか

お豆腐を作る際に

豆乳とおからを分け、

豆乳を固めますが、

「おつこ」は

豆乳とおからを分けずに

そのまま固めたものなんです。

 

その昔

毎年毎年作物が収穫できたわけではなく

3年に1度は凶作に見舞われていたそうです。

昔は子だくさんで、みんなに食べさせるため

おからも含めた「おつこ」で食べさせた。

 

おつこという名前の由来は

おつこ = おんつこ・おんづっこ・おんづ

= 長男以外の男の子供・次男

 

「おんづっこどぉにもか(食)せれるよぉに」

次男たちにも食べさせてあげられるように

といった意味があるそうです。

 

お母さんの気持ちがつまったお料理ですね。

 

では

作り方を紹介いたします!

■ 準備するもの

・大豆  1カップ

・水   5カップほど

・にがり 適量

■作り方

1.大豆をよく洗い、6時間以上多めの水に浸します。

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2.同量の水と1をミキサーにいれ2分ミキサーにかけます。

※お水は多めのほうがミキサーが回りやすかったです。

※2分は目安です。回しながら様子を見て

 なめらかになるまで大目にミキサーをかけてくださいね。

1.大豆をうるかし   ミキサーにかける (生呉)

3.生呉(なまご)と呼ばれるものになります。

※生呉を味噌汁に入れて煮たものを

 呉汁(ごじる)というそうです。これも郷土食とのこと。

4.鍋に同量の水を入れいったん沸かします

2.湯を沸かす

※お水は同量は目安です。大目のほうがいいようです。

5.4に3の生呉を入れ、かき混ぜます。

3.湧いたら生呉を投入する

よくかきまぜます。※鍋の底にこびりつきます。

3.沸いたら生呉をいれる

6.沸騰してきたら差し水をし、

※すぐ沸いてふきこぼれますのでご注意くださいね。

 

5.沸騰してくる

泡が落ち着き、再度沸騰してきたら火をとめます。

 

7.6を少しだけ置き、少しだけ温度を落ち着かせます。

6.泡が出たら水を少し入れる 少ししたら火を止める

8.7に「にがり」を少しずついれ、

7.すこしだけ休ませた後、にがりをいれる

様子をみながらゆっくりかきまぜます。

 

9.おからのもろもろのような塊がでてきたら、

8.ゆっくりかきまぜる※ゆっくり

あらかじめ濾し布をしいた 穴の開いた型にいれ流し

10.濾し布を敷いた型に流しこむ

11.形を整える

覆うように濾し布をかぶせ、軽い重しをして30分

12.おし蓋をする (軽いものでいい)

10.出来上がり!

13.出来上がり※10分後

見た目は水分の多いおからといった感じです。

14.おつこ

美味しそう♪

※こわれやすいので包丁で切るのではなく

お玉などですくって使います。

 

■食べ方

・お味噌汁に入れる「おつこ汁」

・野菜とともに油で炒める

・出来上がりをそのままお醤油とねぎで!

 

大豆のお味と栄養がしっかり入った「おつこ」

みなさんもご家庭で作ってみてはいかがでしょうか♪

 

おからの食感も感じながら

お豆腐感覚でどうぞ♪

 

とはいっても

郷土料理って体にいいことはわかってはいますが

なかなか教わるチャンスがないですよね。

 

岩手県農業改良普及会では

食べよういわて 伝統食と食の匠の技

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※紹介用のチラシから引用

というA4版オールカラーの本を発行しています。

とてもわかりやすく岩手の食を学べます♪

興味のある方は

岩手県農業改良普及会までお問い合わせください♪

電話番号 019-629-5658

 

参考

いわて公式 食の総合ポータルサイト 食財くらぶ

 

また、

「おつこ汁」

インターネットでも作り方をみることができます。

 

おつこ汁 で検索しますと、岩手県公式HP内

県北広域振興局 久慈農業改良普及センター

久慈地方の郷土食で紹介されています。

おつこ汁

ぜひご覧ください。

 

 

※おまけ

トシノさんのお宅の軒下には

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珍しい干しイモ(凍み芋)

粉にすると3年ほど保存可能になるそうです。

昔の方々の知恵ですよね。

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※凍み芋のおもち

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※おからのおもち

 

トシノさん宅ででてきた素敵なおやつ♪

ちょっと手間をかけて

ささっと作って出す

体にもいい食は心にも温かいですものですね♪

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