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Archive for 8月 23rd, 2016

侍浜 干しいたけ栽培 久慈石太郎さん

8月22日のリポートは

久慈市侍浜からでした!

 

久慈市内でも北側の海に面した地域

■岩場海水プール

■おいしい魚介類

■海の宿泊体験

■三陸しおかぜトレイルコース

などなど

侍浜にはたくさんのお宝がある場所です♪

 

海に面してはいますが

農産物や花卉、

しいたけ栽培なども盛んです

 

お宝満載の侍浜からお届けしたのは

干しいたけ!についてでした♪

IMG_1409[1]

ばーーーーん!

 

お話を伺ったのは

侍浜にお住いの

久慈石太郎さん、清巳さん親子。

干しいたけでもスライスしいたけを作っています。

 

 

久慈さん親子が

つくる「スライスしいたけ」と呼ばれる

スライスした干しいたけは特別なんです!

 

なんと

全国の品評会のスライス部門で

「林野庁長官賞」を受賞しています。

 

全国で一番品質がいい「スライスしいたけ」

なんです。

 

それをなんと

9年連続受賞し続けているんです。

 

9年って…

県の担当者に伺ったところ

やはり、この記録はとてつもなく素晴らしいことなのだそうでして、

前人未到のこの記録を

久慈石太郎さんは現在更新中!なのだそうです。

 

レジェンド…

キング…です。

 

久慈石太郎さんは御年85歳

現役でほだ場の作業にあたっています。

親子ショット2

左が息子さんの 清巳(きよみ)さん

右が 久慈石太郎さんです。

 

いかがでしょうか。

 

85歳とは思えない

しゃっきり、お元気なお姿です。

 

パワーの源は

やはり、しいたけ!

高品質のしいたけを作ることを日々考えているからなのだそうです。

 

しいたけを栽培している「ほだ場」と呼ばれる場所には

たくさんの「ほだ木」がきれいに整列していました。

ほだ場1    大きな木の組み方2

整列というのは、こういうことをいうのでしょうね。

なにしろきちっしているんです。

なにもかもが!

 

ほだ場に一歩足を踏み入れると外界と全く違う空気感

自然の中なのに、きちっと温度管理もされていて

温度管理

日差しはちらちら

風はそよそよ

気温はぽっかりさわやかに温かく

菌を植菌したほだ木1

なんて気持ちがいいんだーっ!

しいたけはこんな快適な環境で育っているんですね。

お昼寝したい!

 

この環境は長年、しいたけのために石太郎さんが

環境整備してきたものなのだそうです。

間伐したり、植林したりと

計算されているんです。

 

が強い時は、防風ネット

ほだ場 防風ネット3

日差しが強い時には遮光ネッ

ほだ場 防風ネット2

雨量が少ない時には

ほだ場には水がないために、

自宅から地下水をタンクに詰めて運搬し

噴霧器でふりかけるそうなんです!

 

それをなんと1万本!

管理ほだ木(植菌して寝かせているものを含めると

な、な、なんと!4万本!

 

気が遠くなる地道な作業…。

 

現在は、寝かしているほだ木を本伏せと呼ばれる

作業に入るそうです。

今年からしいたけの発生を促すように

ほだ木を組み替える作業なのだそうです。

菌をまわしている状態2

な、な、何万本をでしょうか……!

 

毎日がしいたけのこと

毎日が天気予報とにらめっこ

 

そんなお二人のしいたけ栽培

 

なにが一番うれしいか石太郎さんに伺いました

「丹精込めて、全精力を捧げてつくったしいたけが

高価格で取引されたとき」なのだそうです。

苦労が報われる瞬間なのでしょうね。

 

大変な手間、そして石太郎さんの思いがつまった

「林野庁長官賞」を9年連続受賞の干しいたけ

どのようなものなのでしょうか。

 

色が白くて

肉厚で

形がよくて

食感も素晴らしく

味も最高!

 

もうべっぴんさん♪です。

IMG_1408[1]

私たちが普段目にするスライスしいたけとは

見た目から全く違いますよね。

 

肉厚でまんまるの形

 

通常は「こうしん」とよばれるきのこを使用していますが

石太郎さんのスライスしいたけは

「どんこ」を使っているんです。

これは本当に珍しいそうなんです。

 

「どんこ」「こうしん」は実は同じ品種

 

「どんこ」はきのこの傘の下の部分

ひだ状になっている箇所が

7割切れて開いた状態まん丸のきのこ状

 

「こうしん」は「どんこ」よりもかさが開いた状態のもの

 

なのだそうです。

 

 

経営的には傘の開いた状態の大きなものを使ったほうか

量もつくることができて、利益もおおいのですが、

 

石太郎さんはどうしてもそこを妥協できない

 

いいものをみなさんに提供したいとのこだわりが強く

 

収穫や乾燥により手間がかかり、量をつくることができない

「どんこ」

干しいたけのスライスを作っているんです。

 

妥協を許さない職人なんです。

 

 

そんな話をしていると石太郎さん

いいお顔2

あ~っはっはっは!いいお顔で笑います。

ほだ場にいるときの石太郎さんが一番うれしそう

 

 

そんな石太郎さんと一緒に仕事をして20年の清巳さん

当初はけんかばかりだったそうです。

聞いても教えてくれない職人(お父さん)の仕事を

20年間、見て覚えてきたそうです。

息子さん(清巳さん)

清巳さんもいいお顔です♪

 

いまや石太郎さんから安心して任せられると

太鼓判を押されるベテランです

 

石太郎さん御年85歳

いまだ現役で重いほだ木を運ぶ作業をされています。

今後の夢、意気込みを伺いました。

「10年連続受賞。そうしたら息子に譲りたい。」

山でアップ1

 

息子さん、清巳さんの今後について

「まだまだ、きかなければならないことがたくさんある。

 後継者としてもまだまだ未熟なので、教わっていきたい。」

 

お二人ともお互いを認め、気遣いあっていました

当初はけんかも多かったとのことでしたが、

20年たち、心が通じ合う素敵な親子関係に温かい気持ちになりました。

 

これからの秋から来年の3月までに採れるしいたけで

スライスしいたけをつくり来年の品評会に出品します。

 

今年の天候には大分悩まされ、現在はこれまでの最低の状態だとか

 

今後天候が安定し、お二人の実力が十分に発揮できますように。

 

久慈石太郎さん、清巳さん親子は

全国の品評会で

「林野庁長官賞」10連覇を目指します。

 

 

 

久慈市には素晴らしい親子

そしてスライスしいたけがあります。

親子ショット3

 

 

 

 

おまけ(ちょっぴりひとりごと)

林野庁長官賞を連続で受賞する

久慈さん宅には

なんとか久慈さんのスライスしいたけがほしいと

連絡が入ることがあるそうです。

 

現在のところ、森林組合から市場にでている

スライスしいたけとして販売されています。

 

利益重視で個人プレーに走ってしまうと

地元生産者やご自身にとっても

いろんな弊害がでてくるという

難しい問題もあり、

石太郎さんのスライスしいたけ

として販売はしていません。

 

こんな素敵なスライスしいたけが

久慈市にあるということがすばらしい!

地元の方も

贈答用として久慈市の誇りを

みなさんにお届けしたいという方もたくさんいらっしゃいます。

 

弊害がない程度に

数量限定で販売してくれないかな~と

ちょっと思ってしまったリポーターでした。

 

べっぴんなスライスしいたけ!食べてみたいですもの♪