Archive for 3月 4th, 2016
*2月のがったんごっとん*
2月のがったんごっとんは久慈市山形町霜畑の「七ツ役工房」さんの
木工製品についてお届けしました!!
道の駅白樺の里やまがたは、産直の他に民芸品も豊富に取り揃えています。
そのなかから今日はこちらをピックアップ!!!
この木工製品です。
こーーーーんな大きなこね鉢も!!!
どうやら山形町にいる方が作っているそうなのです!
今回は地域おこし協力隊で山形町の魅力を取材・発信されている
宇部芳彦さんに工房へ行ってもらい木工製品の魅力について探ってきていただきました!!
霜畑関地区のとある場所に工房はありました!!
工房の主は七ツ役利造さん。
笑顔で、気さくに話しかけてくれる優しいお父さん。
普段はほうれん草などの農業を中心に生計を立てているそうですが、作業が少し落ち着く冬場に作品作りをするそうです。
七ツ役さんが手掛けている作品がこちら!
綺麗な模様の製品ですね~(●^o^●)
大野で2年間修業をし工房を開いたのは昭和62年。←わたしの生まれ年jjj!
製品はこね鉢や器など主に丸いものが多いそうです。
コナモンな地域柄というのもありますが、そば打ち道具はやはり昔から作っていて、いまでも売れ筋。特に定年で会社を辞めた方々が蕎麦打ちしてみようかな~といったような感じで買っていき、徐々に人気も広まって、いまでは他県からの注文も!!!!
実際に削っていただきました!
※普段はちゃんと手元を見ています!
撮影にご協力ありがとうございました<m(_ _)m>
材料となる樹はアカマツ、けやき、せん、くるみ、などなど
バイトと呼ばれる手作りの器具で削るそうです。
工程は
荒削り→自然乾燥(1年~2年)→中削り→自然乾燥(1年ほど)
→微調整~磨き→表面塗装→完成
ざっくりいうとこんな感じです。
1年~2年も乾燥させるんですねぇ!!!驚きです。このあいだに温度変化等でひびが入ったり、割れたりもするんだそうです。木も生き物ですからねぇ、、、七ツ役さんは「あばれをとる」とおっしゃっていました。
七ツ役さんいわく、150個作っても残るのは100個ほどなんだとか!!!
だいぶ暴れん坊が多いですね(笑)
ということで荒削り、中削り合わせて製品が完成するまで、早くて3年・・・!!じぇじぇじぇ。
なんということでしょう\(゜ロ\)(/ロ゜)/そんなに手間が・・・(涙)。
でも、より良いものを届けようという七ツ役さんの想いが伝わってきます。
技術もさることながらそれだけの時間が、この器一つ一つに、、、
そう思うと、製品に対する愛情もひとしおでしょうねぇ (p Д ≪)
こだわりは、やはり「木目」。まな板なら正目になるよう。器なら模様がでるように
製品にしたときに綺麗な木目になるよう心がける。とのこと。
やはり木目をみて買う方が多いそうです。
たしかに独特の曲線美ってありますよね~^m^
それに木工製品って自然のぬくもりがじかに伝わるのでわたし大好きです。
素材の良さを生かすため、着色はせず、透明仕上げ!
よく輪切りですか?と聞かれるそうですが、製品はすべて縦に切ったもの。
木目がきれいにでるように木を縦に切って、素材の厚みの板にするんだそう。
要するに、この写真で七ツ役さんが指さしている場所が幹がある場所ということです。
(分かりますかね?)
あと最近は白いものも売れて来ているようです。伸ばし棒や、こま板もありますよ~。
どれもリーズナブルでびっくりです!

作品は道の駅白樺の里やまがたで販売されています。
予約や注文もできますが注意事項として、大量発注は時間がかかります、特別注文となるとさらに時間はかかりますのでそこだけご理解ください。ご購入いただいた方はひびや割れはさすがになおりませんが、表面塗装の塗り直しや削り直しなどのケアなどは無料でしてくれるそうです。
工房また商品についてのお問い合わせは
でんわFAX共通で 0194-75-2309
七ツ役利造さんまで
丁寧に使えば5~10年以上つかえるとてもいいものです。
※どの木工品でもそうですが、電子レンジでの使用はしないでくださいね、割れてしまいます(泣)また長時間水につけるなどはしないでください。
濡れてしまった場合は直射日光を避け、水きりしっかりして自然乾燥させてください。
上記を守っていただければ長く使えると思います(#^.^#)
もしかしたらもうお手元にある方もいるかもしれませんね。
道の駅にお寄りの際はぜひひとつお手に取って見てはいかがでしょうか?
写真提供:地域おこし協力隊 宇部芳彦さん
*ちー*