中継『一守書店』
今日の中継は、現在、一戸町では唯一の本屋さんとなった『一守書店』にお邪魔しました。
お店の外観、“町の本屋さん”という雰囲気が漂っていますね(´ー`)
こちらの木の看板、旧字体を使って『国定教科書取次販売所』と書かれています。
(看板の隣に御所野遺跡のステッカー、さらに、ドッキちゃんのステッカー発見!)
国定教科書が使われていたのは明治37年~昭和20年の頃だそうで、この看板が提げられているというだけで歴史を感じます。
一守書店は昭和の初め(昭和3年?4年?頃とのこと)に創業し、85年以上という長い間、一戸町を見守り続けています。
現在は3代目の大潤(まさひろ)さんがお店を担っていらっしゃいます。
束ねてあるのは高校の新3年生用の教科書です。新年度の準備が始まっています 😀
店内は、雑誌や書籍、ジャンル問わずたくさんの本が並んでいますが・・・
特にこだわっているのは“鉄道関連の書籍”だそうです!
お店の奥の棚には、時刻表、国鉄、新幹線など、鉄道に関する書籍がたくさん並んでいました。
「一戸町は鉄道の町」とご存知の方も多いかもしれませんが、町おこしの一環で鉄道をどうにかしてPRできないかな?という事もあって、一守書店では鉄道に関する書籍を多く揃えているそうです。
他に、鉄道で荷物の重さを量っていた“量り”があったり、列車の模型が飾られていたりと、鉄男さん・鉄子さんと呼ばれる鉄道好きな方にはたまらないお店です!
模型と言えば・・・上の写真にもチラッと写っていますが・・・
こちらの一守書店、お店の軒先には“ホッピー”の赤い提灯や、ご飯屋さんにあるチャーハンのサンプルなどがあって、
「あれ?ここ、本屋さん・・・だよ・・・ね???(;・∀・)」
と思うんですが、ちゃんと本屋さんです!笑
町を歩いていても、「ここ何屋さん?」とおっしゃる方もいるそうです(´▽`;)
気になった方は是非お店に入って色んなお話をしてみてください☆
それから、一戸駅前通りを北に歩いて、一守書店を過ぎて行くと、突き当たりには歴史ある映画館・萬代館があります。
普段は萬代館には鍵がかけられているため中を見ることはできないんですが、大潤さんに声をかけていただければ鍵を開けて中を見せてくださるそうです。
フラッと一戸町を訪れた際には、是非萬代館も見に行ってみてくださいね。
< 一守書店 >
営業時間:朝7時~夜9時
定休日:無し(冠婚葬祭の場合は臨時でお休みする場合があります)
電話番号:0195-32-2034
住所:岩手県二戸郡一戸町一戸向町45-2